社長メッセージ
日産スプリングホームページにお越し頂き、誠にありがとうございます。
昭和22年(1947年)創業以来、私たちは総合ばねメーカーとして時代のニーズに確実に応えて参りました。
バネの持つ最大の特徴は、エネルギーの吸収、または蓄える機能を効率よく、しかも安価に確実に果たせる部品であるということです。
そのため、産業界の様々な場面でばねは使われ続けています。私たちはこれからもばねと共に、産業の未来を築くお手伝いを続けて参ります。
私たちはものづくりの会社です。
このホームページで当社にご興味をお持ちいただけましたら、この次は是非、当社の工場へお越し下さい。
製品も品質もお客様の信頼も全てはものづくりの現場から生まれると私たちは信じています。
初めてお会いするお客様やリクルートの学生さんにはまず、このお話をさせて頂いています。
「当社は、日産自動車さんの関連会社ではありません。もちろん、部品として当社のスプリングを日産自動車さんにはお使い頂いてはおりますが・・・」
すると必ず、「では御社の社名の由来は何ですか?」と聞かれます。
さて、ここで私は毎回の如く、お返事に困ることになるのです。
当社は、昭和22年9月に藤咲仙之助が創業致しました。
その後、昭和26年12月に個人から株式会社に組織変更し、藤咲仙之助が初代代表取締役に就任し、社名を『日産スプリング株式会社』と致しました。
では初代仙之助社長は、いかなる理由で『日産』の冠を『スプリング』の頭に載せたのでしょうか?
大変恥ずかしいのですが、社名に関しては実は私もよくわからないのです。
迂闊なことに、私は社名の由来を確認すること無く、すでに初代仙之助も、父である2代目富夫も他界してしまいました。
ただ私が入社してまもなく、父がお客様にこんな説明をしているのを聞いたことがあります。
「日産は日々産ずる、またお客様に日参(ニッサン)することから付けました。」
また別のお客様には、
「当社創業時に、ある醬油工場に間借りしていたことがあり、その時、隣がカミソリ工場で、その名前が『日産剃刀』という名前だった。その工場とも関連があったので『日産スプリング』と名付けた。」
と説明していました。
おそらく、この2節を合わせて社名にしたのではと思っています。
昭和26年は、まだ私も生まれておりませんが、戦後を引きずっていた時代で、特に田舎の野田市では車もそれほど多くは走っていませんでした。
従いまして、初代仙之助が日産自動車さんを強く意識したとは考え難く、逆に日産自動車さんに意識してもらえる規模では全くありませんでしたので、今日までこの社名でやらせていただいております。
スプリングという機能部品にこだわり、総合スプリングメーカーとしてお客様を通じて、日本の産業界のお役に立ちたいと願い、日々スプリングを産じてお客様に日参する。
この姿勢は創業当時から今も変わっておりません。
取締役社長 藤咲 保男
〈日産スプリング製 超巨大スプリング〉
製造年月 :1977年1月
材料線径 :Φ85㎜
自由長 :1250㎜
コイル外径:500㎜
重さ :527kg
ばね定数 :104kg/㎜
密着時荷重:約55t
昭和の時代には、こんな大きなスプリングを職人技でつくっていました。
〈当時の作業風景〉
日産スプリング株式会社
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